自衛隊【機械系技術職】の中途採用事情

関東地方の求人事情

自衛隊の技術職についていろいろ調べてわかったのですが、自衛隊の構成は複雑で難しい内容になっている印象を持ちました。民間の企業で働いていて自衛隊の技術職へ中途採用で入ろうとしても、調べるだけでかなり苦労すると思います。そんな労力を使わなくて済むように、私職務内容や気になる年収などを調べましたので、参考にしてもらえたらと思います。

 

自衛隊技術職の中途採用について

 
自衛隊技術職の中途採用募集は通年で募集されています。公式サイトの募集ページに詳しく記載されていますので、そちらをチェックすることをお勧めします。自衛隊の技術職で中途採用された場合、防衛省の技術研究本部に配属されますが、中途で入るためにはまず、「国家公務員採用総合職試験」に合格しないといけません。

 
以前は、研究職ならば「防衛省職採用Ⅰ種試験」、行政職、技術職、研究職ならば「防衛省職員採用Ⅱ種試験」を合格しないといけませんでしたが、これは平成23年度で廃止となり、平成24年度以降は試験内容が異なりました。

 
最近では技術研究本部に中途採用を希望する場合、「国家公務員採用総合職試験合格者より採用」となっています。試験に合格しないといけないわけですが、採用試験までのスケジュールを簡単に説明します。

 
まず、2015年度を例に説明すると、2015年3月まで中央省庁セミナーや研究所見学会などが行われていますので、そちらに参加します。そして、4月以降、採用試験、官庁訪問の出願をします。その後、5月に一次試験が行われ、6月末ごろから二次試験が行われます。最終合格発表は7月末ごろとなり、合格者は官庁訪問を行うスケジュールとなっています。スケジュールは、年度ごとに変わりますので、その都度、公式サイトより確認してください。

 
次に、民間企業の技術職から転職した人の実績などを調べましたので紹介します。研究職採用案内の公式ページによると、過去に技術研究本部に転職してきた場合の転職元としては、

 
チェック大学の教員・職員
チェック技術系公務員
チェック民間企業の技術職
 
などの例があるようです。実際に民間からの転職があるということです。

 
新卒と既卒の割合としては、新卒者が94%、既卒者が6%となっていますので、割合としては合格者の10分の1未満のようです。学歴も職種が理系の研究職ということもあり、修士卒が最も多いようです。このように、国家公務員採用総合職試験合格者より採用ということが応募資格になりますので、まずは試験突破することが最大の難関になります。
 
 

自衛隊技術研究本部の年収事情

採用時の給与についてですが、経験や勤務地等によって多少差があるようです。民間からの転職者については、年齢や職歴、スキル等が各々異なりますので、給与を示す情報がありませんでした。参考までに新卒者の研究職技官が東京で勤務した場合の例を示すと、
 
院卒者の場合で259,364円
大卒者の場合で232,460円 となっています。
ざっくり院卒で年収を計算すると、420万円弱ですので、1年目にしては悪くはないと思います。
 
このほか諸手当として、
 
・扶養家族がある者には扶養手当として、13、000円ほど
・住居手当が最高27,000円ほど
・通勤手当が交通機関利用者に対して最高55,000円ほど
・期末手当、勤勉手当として年間で4.1ヶ月分(いわゆるボーナス)
 
が給与としてもらえます。

 

【追記】
防衛省の新卒者の年収情報が見つかりましたので、記載します。
 
・研究開発、在籍5~10年、新卒入社、年齢30代前半、年収650万

 
※随時、情報が入り次第、追記記載します。

 
 

自衛隊技術研究本部のワークライフバランス

 
仕事の内容としては、とてもやりがいのある仕事のようですが、一度、対応の必要な事象が起こると、当直や長期にわたって対応が求められるなど、プライベートな時間が持てないこともあるようです。防衛省内の部署にもよりますが、上司によって休暇の取りやすさが変わったりもしている模様です。

 
ですが、一時の忙しさは自衛隊技術研究本部のみならず、一般企業においても頻繁に見られる光景ですので、そこらへんは仕事と割り切り、自衛隊に関してはお国の防衛という強い責任感を持つことでみなさん頑張っている様子です。

 
 

防衛省技術研究本部はハードルが高いと思ったあなたへ

自衛隊の技術職についていろいろ調べましたが、自衛隊という組織に民間の私としては馴染みがなく、組織構成や陸・海・空など幅広い分野での職務について調べることにかなりの時間を要してしまいました。結果、防衛省「技術研究本部」という部隊で「国家公務員採用総合職試験」という公務員試験にパスしないといけないということで、かなりハードルが高いと感じた人も多いのではないかと思います。一般の民間で働く人がこの転職を考えるときには、相当の覚悟が必要ではないかと思います。

 
ただ、民間思考が強い人は、自衛隊の装備品の開発に携わり、ものづくりで社会に貢献したいという人が多いと思います。自衛隊の装備品の開発と言えば、自衛隊ばかりではないということです。技研と民間が共同で行う「軍産複合体制」というものがあるようです。

 

例えば、民間と共同で開発を行っている例を挙げると、
 
〇戦車(10式戦車)=三菱重工業相模原工場
〇装甲車両(九六式装輪装甲車・軽装甲機動車)=小松製作所
〇戦闘機(F-15、F-2)=三菱航空機名古屋製作所
〇輸送機、(C-2、P-1)=川崎航空機工業
〇飛行艇(PS-2)=新明和工業
〇練習機(T-5、T-4)=富士重工業
〇ヘリコプター(OH-1、UH-60J、CH-47JA)=富士重工業明野工場
〇拳銃・機関拳銃=ミネビア
〇小銃=豊和工業
〇機関銃=住友重金属
〇護衛艦=ユナイテッド造船・住友造船
〇軍事関連のエンジン=石川島播磨工業(IHI)ジェットエンジン・ガスタービンエンジン等
〇ミサイル=東芝・三菱電機等
〇車両=三菱ふそう(各種トラック、ミリタリーパジェロ)トヨタ自動車(高機動車・1トントラック等)
 
といった例があります。※参考サイト:yahoo知恵袋より

 
防衛省の技術研究本部に採用されて、技術職に携わるということ以外に、こういった共同開発を行っている民間企業に就職し、「メーカーの立場として技術開発担当者になる」という選択肢もあることがわかりました。それであれば、ハードルは高いですが、公務員試験というハードルはなくなりますので、これまでのスキルを十分アピールするチャンスが出てくるのではないかと思います。

ただ、こういった自衛隊に関連した民間企業への転職はなかなか情報が手に入りづらい状況にあります。募集内容が表に出てこないケースもあります。まずは企業の公式ページの募集サイトから登録することで情報をもらえることになりますので、まずはそちらをチェックしてみて下さい。

 
また転職エージェントに登録して情報を教えてもらうという手段もあります。下記に紹介する転職エージェントであれば、非公開求人を多数扱っていますので、より確実に採用情報を受け取ることができます。また三菱重工や富士重工への支援実績もあり、コネクションも持っているので、他にはないより信頼性の高い情報をもらうことができます。

 
h5メイテックネクスト
h5オールエンジニア
h5DODA
 

この3社であれば、三菱重工や富士重工などといった企業の内部情報や就労環境なども教えてもらうことができます。内部情報は外からなかなか入手しづらいものなので、転職エージェント独自のコネクションのあるアドバイザーに教えてもらうことをおすすめします。
 
 

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