機械設計技術者が転職してキャリアアップに強い7つの理由

キャリアアップ術

機械屋さんがなぜ転職に有利なのか、その理由を7つ紹介しています。個人的な見解なので参考程度として欲しいのですが、現場で感じる機械設計としてのメリットをそのまま書きました。転職活動をしている真っ最中のあなた、自分を見つめ直すときの参考として読んでいただけたらと思います。

 

機械設計技術者が転職に強い7つの理由

 

1.上流工程というポジションで仕事ができる

機械設計における上流工程とは、商品を開発する企画段階から仕事をすることを意味します。いわゆる”商品のコンセプト決め”を行う作業です。

 

企業において新商品を開発するためには、会長、社長、関連部門を集めて決定の決断をするわけです。

 

・商品が求められているものなのか
・商品をいくらで売れるのか
・商品をどこの国や地域で販売するのか
・販売時期はいつなのか
・試作機はいつできるのか
・量産機組立はいつ開始するのか
・概略構想案は今の時点で問題ないのか

 

など、関連部門を集めて審議されるのです。

 

そのとき、主役となるのが”開発部門”であり、”機械設計担当者”になるのです。この段階では、電気設計担当者はあまり関与しないケースがほとんどだと思います。この会議を開くためには、部門内で発表資料の作成やプレゼンの練習が行われます。

 

聞く側である会長や社長、その他関連部門の方の疑問を1つずつ解消していくための資料づくりとプレゼンが必要となるのです。これら聞いただけでも面倒な仕事を機械設計担当者であるあなたがやることになります。

 

はじめはスムーズに仕事が進まず、何度も修正が入り心が折れそうになるかもしれませんが、そういったことを何回も経験すると、自然と自分の中の思考に変化が現れてきます。すなわち、相手の立場に立った資料づくりや説明ができるようになるのです。

 

ただこれは、答えを知ったからと言って身に付くものではなく、実際に失敗を繰り返し経験しないと身に付けることができません。そういった意味では機械設計技術者に与えられたスキルとなります。このスキルが身に付けば、あなたは例えどの業界に就いたとしても一歩、他の社員に差を付けることができるでしょう。

 
 

2.コミュニケーションスキルが身に付く

機械設計者は会議のほかにも、DR(デザインレビュー)や関連部門との打合せを数多く経験します。DRに限って言えば、電気設計者もソフト設計者よりも、機械設計者は2倍は回数が多いのではないでしょうか。

 

会社の中のDRでは一体何をしているのかというと、「自分の設計の正当性を周りに認めてもらう」という会議を行っています。自分がこれから製作を開始しようとしている設計はこういう理由で問題を起こさない設計となっているため、よろしいでしょうか、という審査の場です。

 

このDRは部内だけの関係者だけではなく、時には関連部門の関係者にも出席してもらいます。人数で言えば、4、5人もしくは10人ぐらいでしょうか。

 

相手は自分よりもはるかに経験値の多いエンジニアだらけです。このような人たちを相手に、自分の設計の正当性を審査してもらうのです。はじめは誰だって、玉砕しますよね。あそこはどうなの?ここはどうなの?と、まったく思いも付かないところを聞かれるのです。でもそれが大事だったりします。そのエンジニアは過去にそれで痛い目に合っているからこそ、自分に質問しているのですから。

 

こういった会議が1週間に1回ぐらいのペースで行われています。それは、コミュニケーションスキルが身に付きますよね。そうしないと、エンジニアとして生きていけませんからね。こういったスキルは場数の問題ですから、電気設計者やソフト設計者はなかなか身に付くことができません。

 
 

3.創造するスキルが備わる

”創造するスキル”というのは、機械設計者の特権と呼ぶべきスキルではないでしょうか。電気設計やソフト設計は、ハードを動かすための設計なので、創造するとまではいきません。”ゼロから商品を生み出す”ことは、機械設計だけのスキルとなります。”ゼロから商品を生み出す”ことは、とても難しく、”白いキャンパスに1本の線を引く”ことは、とても勇気が必要です。

 

ですが、この創造するスキルはあなただけのものであり、あなたが体験したことが、商品に宿るものでもあります。この部分に価値を感じて、会社はあなたにサラリーを払うのです。この部分に価値があるからこそ、転職でも有利になるのです。

 
 

4.物事を論理的に考えることができる

あなたは機械設計者が日々”問われている”という現実をご存知でしょうか。機械設計者は日々問われているのです。それは、理由があって、設計には、必ず理由が必要だからなのです。

 

なぜこの太さなのか?
なぜこの素材なのか?
なぜこの材質なのか?
なぜこの高さなのか?
なぜこの形なのか?
もっと簡単な形状にできないか?
なぜこの場所なのか?
なぜこの購入品を使うのか?

 

たくさんの疑問を常に自分に問いただしながら、一本の線を引いていくわけです。そういった日々を過ごすことで、物事を論理的に考える癖が付くのです。

 
 

5.設計に必要な知識や人脈、ネットワークが持てる

機械設計をこなしていくためには、図面だけ書ければ良いわけではないことは、お分かりいただけていると思います。実際に設計に取り組む際に必要な専門知識は、
 
・材料(素材)に関する知識
・加工業者の設備機に関する知識
・金属加工に関する知識
・板金加工に関する知識
・溶接に関する知識
・熱処理に関する知識
・表面処理に関する知識
・塗装に関する知識
・原価計算に関する知識

 

上記以外に、基本的な学力として、
 
・材料力学に関する知識
・機構設計に関する知識
・機械要素に関する知識
・流体工学に関する知識
・環境・安全に関する知識
・熱工学に関する知識
・簡単な電気設計に関する知識
・機械製図に関する知識

 

これらがすべてではありませんが、最低限の知識として必要ではないかと思います。これら知識はすぐに身に付けられるものではありません。

 

知識だけであれば、自分一人で学べる範囲ですが、自分ひとりでは解決できない分野も当然ながらあります。その分野がほとんどかもしれません。自分ひとりでは解決できない分野に関しては、その道のプロにお願いすることになり、そこには人と人とのつながりができ、人脈となっていきます。

 

人脈やそれらネットワークは、設計において非常に重要なウェイトを示し、そういった人脈を作ることが技術者としてのスキルになるといっても言いすぎではないでしょう。人脈やそれらネットワークは、異業種に代わってもどこかで使うことのできる武器となるのです。このように多岐にわたる知識も必要ですが、人脈やそれらネットワークを技術者として構築できることこそ、本当の意味でのスキルとなるわけです。

 
 

6.問題解決能力が備わる

設計には必ずといっていいほど、トラブルが付き物です。初期トラブルを含め、量産機においてもトラブルが発生します。トラブルが起きた場合には、何が原因かを見極めるスキルが必要で、このスキルは、中々身に付くものではありません。それこそ経験によって原因を突き止める精度が上がっていくものだと思ってます。

 

トラブルも分かりやすいトラブルと、分かりづらいトラブルがあります。例えば、部品が壊れたとなれば機械担当者が対応しますし、動きがおかしいとか、ソフトと分かればソフト担当者が対応します。

 

ただ、機能的なこと、例えばうまく要求精度が出ないとなると、まずは何が原因なのかを最初に見極める必要があります。こういった何が原因かパッと見分からない、ひとつずつ理屈を考えながら原因を探していくスキルは機械設計者が得意だと思います。

 

それは日常から1本の線を引くための理由を考えながら仕事を進めている癖がついているということから、頭の中で順序立てて考える能力が鍛えられているからだと思います。機械屋さんは日ごろから裏付けを取る習慣ができています。これまでいろいろ経験してきましたが、電気担当者、ソフト関係者はこの問題解決能力は機械設計者よりも劣っていると感じます。

 

彼らは、問題を解決するというよりも、自分に過失がないか、自分のソフトが間違っていないかを優先しているためです。原因かパッと見分からない案件の場合には、特にこのような態度を示す傾向にあると思います。結局、原因を細かく見てみると、機械もソフトもどちらにも原因があることが分かったりするのですが。

 

本質的に問題のどこに原因があるのかという調査という名目で自分に過失がないかを優先してしまっている感じです。そこまでたどり着く問題解決能力という意味では、機械系の技術者が得意であると思います。

 

電気・ソフト屋さん一方的な言い分でごめんなさいね。
電気・ソフト屋さんの中にも問題解決の優れた人はたくさんいます。
私の周りにはいないだけで。個人的な見解なので、参考までに。

 
 

7.リーダーシップ能力が養う

これは商品開発において、ハードが先に動くことにも影響していますが、すべてを統括して管理するリーダーシップ性という意味で、機械系の技術者がリーダーシップを取られるケースが多いです。企画立案から会議日程、商品コンセプトの立案をはじめから関わるため、こういったポジションになるのです。

 

一見面倒な立場に思われますが、全体を把握でき、すべての業務に関わるので、一気にスキルアップを図れます。リーダーシップ性というスキルは、明日からすぐに身に付けられるもんではありません。日ごろの業務の積み重ねによって身に付くものです。そういったことを実績から物語ることで転職に有利に働きます。

 
 

機械系の技術職を経験することがなぜ転職に強いのか

 
上述した7つの理由は機械設計担当者という職種柄、自然と身に付いてしまう、いわば機械設計の”特権スキル”になりますが、ここでなぜこの”特権スキル”が転職において有利に働くのかをご紹介していきます。
 
ここで注目すべき点は、企業側がどのような中途採用者を求めているのか?ということになります。私が転職して中途採用者として感じたことは、「自分の専門スキルを活かして会社の利益に貢献する」ことは前提として、
 
・最小限の教育時間で仕事に取り組める人材
・受け身でなく、自ら社風に慣れるよう努力する人材
・今の社内に無い新しい発想を提案できる人材
・将来的に会社の先頭に立ち役職に付く、リーダー的人材
 
 
このような中途採用者を企業側は求めているのだと感じています。もちろん、技術職というのは実力の世界であり、新卒だろうと、中途採用者だろうと、実力第一であることに変わりはありません。しかし、中途採用者を受け入れる企業側としては、今の自分よりも、将来性を見込んだ採用を行うわけです。
 
機械系の人は、自分のこういった”強み”を把握して、スキルの裏付けとして説明することで、転職を有利に進めることができるのです。

 
実際には機械設計を担当しているエンジニアでも誰しも上記の意識を持って日々の仕事に取組まれているとは限りません。自分が積極的に取り組むこと自体、ばかばかしい風潮の会社でさえありますからね。意識が高い人ほどそういった風潮の企業に嫌気を感じるのは早いものです。
 
だからといって”生ぬるい仕事”を続けていては、いざ転職となってもどの企業も採用してくれないことは明白です。面接官や役職の付いた方というのは、自分の経験からそういった上辺だけの人を見分ける能力に長けているからです。まずは誰しもができること、「意識を変えてみる」ことからはじめて見てはいかがでしょうか。そうすれば、転職して今よりもグンと年収がアップすることも夢ではありません。

 
 

なぜエンジニアは転職エージェントを活用する傾向になっているのか

転職エージェントを活用する最大の強みは、一般では知ることのできない企業内部の情報をもらえるということです。例えば、お給料の体系や近年のボーナス月数の傾向、さらに職場で働く雰囲気や上司や先輩などの人間性など、絶対に個人では手に入れることはできない情報です。
 
転職して失敗するケースのほとんどが、実際に転職して働き始めて気づくことが原因だということです。転職して良かったと思えるには、表面的に得られる情報や数字だけでなく、実際に人が働くわけですから、”働きやすさ”という面がとても重要な要素になります。自分の年代に近い先輩社員はいるのか、自分と同じ職種は何人ぐらいいるのか、もし入社できたら社員になるための期間はどのくらいかなど、表面的にはでてこない情報が鍵となるのです。

 
そういった意味で転職活動において転職エージェントの活用は重要な要素となるわけです。個人で情報を集めて転職先を探して、転職採用の条件交渉を時間と労力をかけてやることは無駄ではありませんが、今の時代ナンセンスだと思いませんか?
 
情報収集や採用条件、給与面での交渉ごとなど、プロに任せた方が良い部分はお任せした方が、最終的には転職に有利に働きます。下記に示す転職会社は、エンジニア(機械系、電気系、IT系)の転職を専門としたエージェントを備えた転職支援会社となります。

 
ここで一般の転職エージェントと専門の転職エージェントの違いについてご紹介しておきます。機械設計エンジニアという職種は一般的には特殊な業種です。今は慣れてしまって当たり前のフレーズも、一般の人からすれば”外国語”のように聞こえます。例えば、機械設計といっても「構想設計」、「機構設計」、「解析」、「図面を書く」、「組立」、「生産技術」、「機械加工」などいった用語がありますよね。転職エージェントは企業とのパイプ役になるわけですから、「企業が求めるポストやスキル」と「転職者の武器」をマッチさせなければなりません。
 
この”マッチング”が重要なわけで、ここを間違えると蓋を開けてみて全然求めていないとか、自分の経験を生かせない職種だったという残念な結果となるわけです。
 
なので、技術職で転職する場合、一般の転職エージェントではなく、専門のエージェントでなければならないのです。専門のエージェントであれば、企業が求めるポストやスキルと自分の武器が合っているのかどうかの判断ができるからです。
 
また、専門ではないエージェントだとコミュニケーション自体うまくかみ合いません。自分の伝えたい内容を相手がうまく理解できないのです。これは致命的ですね。
 
こういった経緯を経て、エンジニアは年々、技術系に強い専門のエージェントを活用する傾向になっています。さらにリスク回避として反りの合わないエージェント(専門性に欠けるエージェント)に合った場合に備えて、複数の転職支援会社に登録するのです。本気度が高い人は複数登録して時間のロスを極力なくすようにしています。


中途採用で定評の高い転職エージェントをご紹介します。転職エージェントに登録すれば、自分の労力が格段に減る一方で好条件の転職先が見つけ易くなります。企業の内部情報なども手に入り、直接は伝えづらい給与交渉も代わりに交渉してもらえます。複数登録すれば、転職成功率も上がりスピードアップに役立ちます。
 










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