設計ミスさえも転職で武器になる!3つのメンタル術

キャリアアップ術

入社した配属先で機械設計を担当するあなたはいろんな経験をすると思います。中でも設計ミスは誰しも必ず経験するものではないでしょうか?設計ミスは忘れてしまいたいはずかしい汚点だと考えているあなたは損をしていますよ。設計ミスさえも自分のスキルアプのための糧として取り入れる3つのメンタル術についてご紹介します。


 
 

技術者は設計ミスでいちいち悔やんでいてはいけない説

機械系の大学を卒業し、新卒で会社に入り設計部に配属されたあなたは、これからいろんな設計を経験することだと思います。はじめは簡単なところを任されて、それら業務を徐々にこなしていき、だんだんと周りから信用を得ることで、いずれ一つの大きな仕事を任されていくことになると思います。私の経験から言えば、入社後4、5年目が節目となるではないでしょうか。

 

配属先の雰囲気にも慣れ、ある程度仕事も覚えて、自分だけでなく周りも見れる余裕が出てくる時期だと思います。それまでに誰しも多かれ少なかれ自分の設計ミスを経験していると思いますが、この設計ミスを犯してしまった後の行動について今回は、私の意見を述べようと思います。

 

結論を先に述べてしまえば、
「設計ミスをいちいち後悔していてはいけない」
ということです。

 

まず設計ミスは、あなたの上司も当然のことながら経験しています。それもあなたよりも数多く、とんでもないことを経験していると思って間違いないと思います。そんな経験を乗り越えてきたからこそ、上に立っているのです。もうひとつは、あなたが取るべき行動は犯してしまったミスを悔やむよりも、その後の対応に全力を向けるべきだということです。

 

ミスを挽回するための行動です。

 

設計ミスを修正するために、どんな設計変更を行うのか、
その設計で2度とミスが起こらないとどうやって確証を得るのか、
その設計で問題が起きないと確認するための社内検証をどうするのか、
社内の製造工程や客先に迷惑を掛けないための段取りはどうするのか

など、あなたの取るべき行動は、その後の対応にかかっているのです。

 

確かに、自分の設計ミスがわかり、ショックを受ける気持ちも同じ設計者として痛いほどわかります。焦る気持ちもわかります。背中から汗が滴り落ちる感じもわかります。この場から逃げてしまいたい気持ちもわかります。

 

ですが、それは皆同じで、その経験こそがあなたを成長させる糧となることを忘れないでください。人はそうやって痛い目を経験しないと成長できないことも事実としてあります。

 

言い方を変えれば、会社へどのくらい損金を出したかで、技術者のスキルレベルが分かるということです。損金額の大小は、それだけあなたに仕事が舞い込んできて仕事をしてきたということを裏返す意味でもあります。

 

これは当然ですが、ミスを犯せという意味ではなく、精一杯やった結果、ミスが出てしまった損金額という意味です。会社から損金を出してしまい、上司にこっぴどく説教されるなんてことは、誰しも経験したくないものです。こういった”痛い思い”を経験して、人は成長するのです。この痛い思いこそ、技術者としてのスキルアップの糧だということです。

 

なので、「設計ミスでいちいち悔やんでいてはいけない」これが、わたくし個人の見解です。

 

 

でも、人って弱いからなかなか気持ちの整理がうまくいきません・・・

設計ミスでいちいち悔やんでいてはいけないという持論を紹介してきましたが、ミスがあまりにも大きいものだったり、上司の対応によっては、自分のモチベーションが保てない時があります。表向きは元気を出していても、自分の中で腑に落ちないというか、自分のミスをいつまでも引きずってしまう状態です。

 

この「自分のミスをいつまでも引きずってしまう状態」というのは、とても危険な状態だと私は思っています。

 

それは、気持ちに整理がつかず、迷っている状態でもあり、責任の重さに耐えきれない状態でもあり、今後の進退を考えるようになる状態でもあるからです。

 

・気持ちに整理がつかず、迷っている状態
・責任の重さに耐えきれない状態
・今後の進退を考えるようになる状態

 

このような状態になったとき人は、能力を発揮できないどころか、悪い方向悪い方向へと思考がはたらき、負のスパイラルに陥ってしまいます。最悪、うつ病にまで至ってしまいます。私はこれまで周りの人間がこのような状態になってしまった人を何人も見ています。

 

そこで、これらモヤモヤした気持ちをきちんと整理させる気持ちの整理術をご紹介しようと思います。結局、新人だろうが、中堅社員だろうが、この気持ちの整理が
うまくコントロールできるかどうかが重要になってきます。

 

point気持ちに整理がつかず、迷っている状態を抜けだす方法

気持ちの整理がつかない状態、迷っている状態というのは、いったい「何に対して」なのかをはっきりさせる必要があります。

 

”設計ミスを犯した責任者”に迷っているのか
”設計ミスを犯して叱られたこと”に気持ちの整理がつかないのか
”その後の対応の辛さ”に疲れて腹立たしいのか

 

この場合の対処法ですが、まず「何に対して」を頭の中で整理して、最終的に「自分が悪い」という方向に結論付けて下さい。残酷なようですが、ここで人のせいにしても自分にとって何ら得(とく)なことはありません。

 

それよりも、自分のどこがいけなかったのか、次に何に注意すれば防げるのかを考える方が自分にとって100倍メリットがあります。

 

「何に対して」を頭の中で整理して、最終的に「自分が悪い」という結論に持っていき、それに対する自分なりの対応策を考える。すべては担当者である自分が全部(100%)悪いと割り切るのです。そうすれば、迷いから抜け出すことができます。よくよく考えても、誰か相手のミスが原因だとはっきり明言出来る場合は、相手の意見も聞くようにしながら確かめてください。

 

 

point責任の重さに耐えきれない状態を抜けだす方法

責任の重さに耐えきれない状態というのは、損金額がとてつもなく大きい場合に相当します。額自体は、その人のポジションや役職によって変わりますので、ここではあえて、数字を出しません。こういった場合、確かに担当者であるあなた自身の問題もあるのですが、会社組織としての運用やルールに問題があると考えています。

 

ルールを無視してあなたが単独でやったことの責任であれば、ルールをちゃんと守りましょうということですし、ルールはちゃんと守ったけど、損害が出たのであれば、それはルール自体を見直す必要があります。あなた個人というよりも、組織としての運用に問題があるケースです。

 

そういった場合は、自分だけが悪いというのではなく、運用されているルールそのものに問題があるわけですから、自分ばかりを責める必要はありませんよね。

 

それと、責任を重く受け止めすぎるのもよくありません。誰しもミスはするんだよ!と開き直るぐらいの性格のほうが精神的にいいかもしれませんね。

 

point今後の進退を考えるようになる状態を抜けだす方法

この状態は、相当精神的に疲れている状態です。どこにも怒りをぶつける場所がなく、自分だけが辛い思いをしていると思い出すと「会社を辞める」ことを考え出します。新人の場合だと、どれだけミスを犯そうが最終的には上司のの責任になりますが、中堅にもなると、そうは行きません。

 

全ての責任が自分に来ます。

 

また、中堅と言えども設計ミスはします。新人のころと難易度は違いますが、設計ミスはいつも潜んでいるものです。そんなとき、会社を辞めようと思ったとき、私がいつも思うことがあります。それは、「今辞めたい理由は家族を説得できるか」ということです。

 

独身であれば親になりますし、既婚であれば奥さんになります。ただ辛い、ただ現実逃避したいという理由であなたの大事な家族を説得できるのかということを常に念頭に思うのです。

 

一時的な感情で軽率な行動を取ってしまうことはよくありません。今後の進退を考えるのであれば、それなりの正当な理由が必要になります。また、一時的な感情は時間とともに緩和していくものです。一旦、怒りを抑えて、3日間我慢してみることも効果があります。3日間経っても、まだあなたの気持ちの整理が付かないようでしたら、本当に進退を考えるときだということです。逆に、3日経って怒りが収まるようだったら、一時的な感情だったと判断できます。

 

こうやって、自分の感情や精神状態をコントロールできるよう心掛けていきましょう。

 

 

ただ、こんな会社には気を付けろ!

基本的には自責の念で仕事を進め、自分の感情を如何にコントロールできるかが、中堅社員になると身に付くスキルであると私は考えています。そうすれば、自然と設計者としてのスキルも身に付き、周りからの信頼も集まると思います。

 

ただ、会社によっては理不尽の度合いが違っていますし、私がこれまで紹介してきた内容とはまったく異なる世界で生きている人たちもいるはずです。そこで、このまま自分は今の会社で働き続ける見込みがあるのか判断するためのチェック項目をご紹介しようと思います。

 

以下の項目のうち、4つ以上当てはまる場合は、自分がいくら頑張っても報われない可能性があります。

 

1.個人の能力やがんばりを評価してもらえず、年功序列の体系である
2.難しいことや面倒なことに取り組んでも報われない
3.上司が口だけで、説得力の欠片もない
4.新しいことにチャレンジする意欲が持てない
5.部下のほとんどが上司の悪口を言っている
6.目標とする上司がいない
7.製品の初期不良をなくすための努力をしていない
8.設計ミスはすべて担当者レベルで責任の持つ
9.部門間で個人に対する仕事量の均衡が取れていない、どこかに集中している
10.開発・設計部門の地位が低い

 

会社の風習や職場の雰囲気などで2,3年務めると感じると思いますので、10項目のうちどれだけ当てはまるかを見るようにして下さい。この10のチェック項目は、私の経験から書いたものですが、こんなチェック項目も必要だとおっしゃる方は、ぜひご意見をお聞かせください。

 

機械設計部門という部署は、何かと責任を取らされ、先頭に立つ側のポジションであります。こうした環境で育つ人材は、いつしか企業が求めるリーダー像になることも事実です。だからこそ、あなたが転職を考えた際には、企業が求める人物像として期待されますので、転職に強いということが、ご理解いただけると思います。これまでの自分の経験を余すことなく、アピールしてください。特に、製造系の転職に強い転職エージェントをご紹介します。

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